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コラム

2009/04/12 万一のときの保障

もし治験中に副作用などで事故が起きた場合、補償してくれるのか。

という質問はいまだにあります。
治験をやっている者からすれば、そんなことは当たり前で、当然補償するものだと思っているのですが、一般の方々は、まだそこまで意識が浸透していないんですねぇ。

 治験中の事故について補償は必ずあります。製薬会社は治験中の事故について、保険に入っています。そういう専門の保険があるわけです。ほとんどの場合。・・いや、例外無くその保険に入っていないとIRB(治験審査委員会)を通りません。
 これは「常識以前」として、治験関係者には認識されているんですが、まだ補償があるのかどうかすら一般の方々には、認知されていないようで・・。

 ちなみに「補償」というのは「賠償」とは意味が違います。
「賠償」は責任の所在をはっきりさせて、お詫びするということで、治験の場合は、その薬を飲ませた製薬会社が責任を認めて、損害賠償するという形になります。
 しかし「補償」は責任とは関係なく、治験中に起きた事故については原則として治療代を持ちます、ということです。これだと製薬会社も対応がやりやすいわけです。責任のある無しを言い始めると、製薬会社としても社員である責任者を懲罰しなければならず、そうなると社内でモメますし、対応に時間もかかります。責任うんぬんの話はとりあえず置いといて、「補償」という形で患者さんの治療代の負担はとにかくやる、ということなら、対応がスムーズですからね。

 こういうことは同意説明の時には、説明があるんですが、まだまだ一般の方々には知られていないのか・・、とため息も出てきます。


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